カフェなどでお茶を飲みながら、
専門家と市民が科学について気さくに語り合う、
それが「サイエンスカフェ」です。
講演会や市民公開講座とはちょっと違った形の
専門家と市民の新しい交流の場として、
現在各地で趣向を凝らしたサイエンスカフェが開かれています。
「理カフェ」は、科学を身近な話題として
みんなでワイワイ語り合いたいという科学好きの市民が集まり、
2010年7月に結成しました。
関西、特に大阪を中心に活動していく予定です。
関西にもいくつかのサイエンスカフェがあります。
「理カフェ」はそのような中でも、科学の専門家ではないけれど
科学が好きな普通の市民が運営しているという点が特徴です。
物理や数学と聞くだけで拒絶反応が出る人は結構います。
また、子どもたちの理科離れが言われ出してから久しくなります。
でも、
そんな人でも、
そんな子どもでも、
満天の星を見れば理屈抜きに感動します。
人は誰でも自然の神秘に感動し、
その謎解きに本能的に強い興味を持っているのだと思います。
参加者と専門家のコミュニケーションはもちろん、
参加者同士のつながりも大切にしながら、
文系・理系の枠をこえて、
皆さんにスポーツや音楽や絵画、文学と同様に
人類が築き上げた「文化としての科学」を
もっと身近に「鑑賞」し、楽しんでいただくことが私たちの願いです。